速読英熟語 WORKBOOKのレベルと使い方!違いや必要な人、いらない人


こんにちは。私は英語の偏差値が30の状態から半年程度で70まで上げ、英語一点突破で関西学院に合格し、そのまま無対策で英検準一級に合格したものです。

この記事では、「速読英熟語 WORKBOOK」について、解説していきます。

 

英熟語は、単語と比べると軽視されがちですが、実はしっかりと覚えておくことで、英文の読解速度が速くなります。1つの単語単位で意味を捉えるのではなく、複数の単語をグループとして、意味を捉えることができるようになるからです。

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「速読英熟語 WORKBOOK」とは?簡単に

・概要:速読英熟語で学んだ熟語を実践できる参考書

・著者・出版社:Z会編集部

・レベル、偏差値:共通テスト、偏差値50〜60

・同社が出版している速読英熟語とセットで活用

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・速読英熟語WORKBOOKは共通テストレベル

速読英熟語WORKBOOKは、速読英熟語で覚えた熟語を実際に活用しながら、知識として定着させるものです。なので、速読英熟語と速読英熟語WORKBOOKはセットの関係性です。

そして、基となる速読英熟語の難易度は「共通テスト」相当です。よって、速読英熟語WORKBOOKの難易度もそれに準じるものと考えられます。

そこで、速読英熟語の特徴から解説していきたいと思います。

掲載されている熟語は、Z会が様々な試験問題を分析し、抽出された1000個の熟語を厳選したものです。

 

また、速読英熟語は、ただの熟語帳というわけではなく、英文とその英文に用いられた熟語がセットになって掲載されています。

つまり、この一冊で英文読解と熟語の暗記ができる一石二鳥の熟語帳です。

しかし、一度覚えたとしても、実際に問題を解く時にその知識が活用できるかというとそうとは限りません。

 

なぜなら、熟語や単語といった知識は、問題を解くための道具でしかなく、道具である以上、適切な使い方を実践しながら、学ぶ必要があります。

その実践の場として、速読英熟語WORKBOOKが提供されています。

よって、速読英熟語で熟語を覚えて、速読英熟語WORKBOOKで試験本番で活かせるようになります。

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・「速読英熟語 WORKBOOK」が必要な人、いらない人

どのような参考書にも、合う人や合わない人、また必要な人やそうでない人がいます。

 

必要な人

速読英熟語で学んだ熟語を効率的かつ徹底的に頭に叩き込みたい人です。前述のとおり、熟語や単語は道具でしかありません。実際に使い方を身に着けなければ、得点には繋がらないのです。

 

そこで、Z会が速読英熟語の使用を前提に、実践の場である速読英熟語WORKBOOKを提供しているため、効率的に熟語を身につけることができます。

なので、効率的かつ徹底的に頭に叩き込みたい人は、速読英熟語WORKBOOKを活用しましょう。

 

いらない人

実際の戦い、つまり実際の過去問や他の長文問題を解くなかで、能力を習得していきたいと考えている人です。

 

勉強の方法は人それぞれですが、私は同じくZ会が出版している速読英単語標準編・上級編で単語を、速読英熟語で熟語を身に着けたうえで、過去問を解いていました。

当時は速読英熟語WORKBOOKが出版されていなかったので、仕方がありませんでした。

しかし、いわゆる「速読シリーズ」は、速読英熟語と同じく、過去の入試問題から頻出単語を抽出しているため、掲載されている単語や熟語を覚えれば、早慶を含むほとんどの問題が解けました。

要は、実践を参考書で行うか、過去問で行うかの違いです。

もし、迷うのであれば、速読英熟語WORKBOOKを活用して、効率的に進めたほうが良いでしょう。

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・「速読英熟語 WORKBOOK」の使い方、勉強法

まずは、基となっている速読英熟語の活用方法から解説していきます。

 

前述の通り、速読英熟語には、英熟語以外にも英文が掲載されています。

そして、速読英熟語WORKBOOKは実践の場です。

 

この2つの参考書を組み合わせてみましょう。

 

勉強の流れ

 

①とりあえず、速読英熟語の3回ほど音読する

②熟語をすべて覚える。ピックアップされていない単語も分からなければ覚える。

③速読英熟語WORKBOOKSで演習する。

④再び数回音読する。これは、速読英熟度WORKBOOKの復習も兼ねています。

⑤翌日にもう一度、単語帳、音読、演習を通して、再確認する

 

といった流れです。

 

まず、①の狙いについてですが、英語というのは、試験科目でしかない印象かもしれませんが、根本的には「言葉」です。

そして、言葉である英語を理解するのに必要な「単語」、「熟語」というのは、単に頭に叩き込めばいいものではなく、あらかじめ「出会い」が必要です。

たとえば、友達を作る時に、全く初めて会う人よりも、顔程度はお互いに知っている人のほうが友達になりやすいですよね。

相手の、つまり英熟語のことがまったく分かっていなくても、少し出会っておくだけで、その後に暗記するスピードがまったく異なってきます。これは、実体験です。

 

また、なぜ精読ではなく、音読なのかというと、こちらにも理由があります。

1つ目は出会いの種類を増やすという観点です。

目だけでなく、耳、口を通して、3種類の方法で出会っておいたほうが、実体験として覚えるのが早かったです。

 

さらに、音読のもう一つの良さは、脳のリソースを英語が専有しやすいという点です。

人と出会うときもそうですが、意識を集中させながらのほうが、印象が残りやすいですよね。

その状態を擬似的につくりだす要領で、音読します。

 

ただし、ただ読めばいいというわけではなく、脳のリソースを圧迫し、英文を日本語を介さずに理解できる「直読直解」を目指します。最初の段階なので、複数回、挑戦するだけで大丈夫です。

 

②の狙いは、そのままです。

しかし、覚え方にもコツがあります。

熟語は単語と違い、複数の単語から成り立っています。

一見すると、そのまま丸暗記すれば良いかもしれませんが、実は丸暗記では、読解速度が低下します。読みながら、熟語や単語の訳を当てはめる必要があるからです。

よって、最初は難しいかもしれませんが、含まれている単語の意味はもちろんのこと、atやwith等の前置詞のニュアンスも理解しておく必要があります。

熟語を覚えやすくなる単語の覚え方は、ズバリ「印象で覚える」ことです。

 

eatを食べるとそのまま覚えるのではなく、食べるという日本語を聞いた時にでてくる頭のなかのイメージをeatにくっつけることを繰り返していくといったものです。

 

また、前置詞も同じです。ただし、ニュアンスについては、なかなか難しいので、解説書を見るなり、インターネットで調べるなりして、ニュアンスについての記述を読み、それをイメージとしてなんとなく理解しておけば大丈夫です。前置詞のニュアンスを抑えることができれば、万一本番で、分からない熟語が出てきても、文脈判断でなんとなく意味がわかるようになります。

 

さらに単語との違いで重要なのは、各要素がお互いに影響を与えあっていることです。

 

これらを理解するには、感覚で覚え、各要素の熟語内という「社会のなか」での振る舞いについて理解しておくと、他の熟語を覚える時に役立ちます。

さらに、熟語も文章という幅広い社会で、違う振る舞いを見せますし、文章も段落のなかで、段落も全体のなかで、それぞれ振る舞いが違います。

英語は言葉なので、書いたり、話したりするときは、誰も論理的に考えて話していません。日本語と同じで、感覚を起点に、文法に関する論理的思考をすっ飛ばして、発話したり、書いたりしています。

そのうえで、熟語のなかでの各単語や前置詞等をイメージで覚え、それぞれの振る舞いを理解しておくために、印象で頭に焼き付けましょう。

 

③についても、そのままです。

これまで書いてきたように、覚えてきた知識を実際に武器として活用して、問題という敵に挑んでください。

これも、「使う」という意味では出会いの方法の1つかもしれません。

ここで、気をつけないといけないのは、空欄問題等もありますが、絶対に何も書き込まないことです。

なぜなら、再び使う時に、答えが分かってしまうからです。

他の参考書でもそうですが、基本的に人間は一度覚えたことであっても、脳が必要ないと判断したら忘れてしまいます。

それを防ぐには、忘れたものを何度も覚え直す必要があり、そうしていくと記憶に定着します。

よって、参考書は何度も使用する前提で使う必要があります。

また、実際に単語や前置詞がどのように振る舞い、英熟語を形成しているのか、そして、それがどのように英文を形成しているのかを理解するには、実際に解かないとわかりません。

そういった実践に最適な場がまさに、速読英熟語WORKBOOKなのです。

 

④については、説明不要かもしれませんが、一度目の音読と違うのは、覚えた知識を活用して、直読直解を目指すことです。

 

これは、はっきりいって、普通に読むときとは頭の使い方が違います。

実は、予備校でアルバイトをしていたことがあるのですが、その時に実感したのは、直読直解に至るまでの頭の使い方はみんなバラバラだということです。

かなり、時間はかかるかもしれませんが、ご自分の頭の使い方を身に着け、脳をフル活用しましょう。

 

ちなみに、何故直読直解にこだわるのかというと、こちらの方が、圧倒的に読むスピードも問題を解くスピードも上がるからです。

実際に、受験勉強を始めた当初は、センター試験(当時)の時間内に問題を解き終わることはありませんでしたが、10月頃になると、30分ぐらいで解き終わり、190点台で安定していました。

また、復習を兼ねると書きましたが、具体的には、一度でも間違えた英文や問題を丸暗記することです。

これにはかなり時間を使うかもしれませんが、直読直解と同じで、頭の使い方を工夫すればある程度早くなります。

また、このときも、単語や熟語の文中での振る舞いを意識して、暗記することで、さらに直読直解につながります。

 

⑤もそのままです。先程も書きましたが、脳はいらないと判断した情報は、すぐに忘れます。

なので、脳に必要な情報であることを教えるために、もう一度、前日に取り扱った内容にもう一度出会い、忘れているものがあれば、もう一度暗記しましょう。

どれだけ英語に時間を割けるかということもあると思いますが、私は実質2科目しか勉強をしていなかったため、時間に比較的余裕がありました。

なので、例えば5項目をする時は、3項、4項目…という風に2つ程度振り返るようにし、また折返しになると、速読英熟語を進めるとともに、1から同時並行で復習していました。

このように、速読英熟語WORKBOOKも速読英熟語も、徹底的に使い方を工夫すれば、捨てるところのない、合理的な勉強法が確立できます。

 

ただし、上記は私の例です。人によって、合う、合わないがあるかもしれませんが、使用方法を見つけるためには、全ての行為に意図・目的・効果を持たせることが大切です。

意図がわからないことは辞めて、自分なりにこうすればいいのではないかと思うことを、実践しながら、最適な方法を探し、見返りとなる効果を最大限にすることです。

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・「速読英熟語 WORKBOOK」が終わったら次は

速読英熟語WORKBOOKが終わったら、速読英熟語で予習しなくても、問題が解けるかどうかを確認するために、もう一度解き進めましょう。

掲載されているのは、Z会が分析した頻出問題ですので、文法力を含めて、熟語力も更に向上し、定着していきます。

また、同時並行で、共通テストの過去問や、模試、時期にもよりますが、志望校より1ランク程度下の大学の過去問に挑戦するといいと思われます。

別の参考書で進めたい場合は、東進ブックスの「英文法レベル別問題集」を進めていくという手もあります。

シンプルな参考書ではありますが、こちらも入試問題から厳選されたもので、一文形式なので、熟語の知識も試すことができます。

 

ここでも、速読英熟語WORKBOOKの復習のように、間違えた問題は一文丸暗記するのがオススメです。

 

単語力や読解力で、さらに上を目指すのであれば、同じく速読シリーズである「速読英単語 上級編」や、更にその上である「リンガメタリカ」。留学や推薦入試で英検一級が必要な人は、「Academicシリーズ」に挑戦してください。


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