【赤本の使い方】赤本/過去問の英語の復習法とノートの作り方!赤本はいつから何年分解く?


赤本の使い方

受験生と言えば赤本ですし、「赤本を解くのが大切だ」ということは、耳が痛くなるほど聞いているかもしれません。

私が受験生の時も、受験勉強をスタートして少しすると、予備校の講師から「とにかく過去問を解きなさい」と言われて、ガンガン解きまくったことを覚えています。

しかし驚くことに、当時のセンター試験の過去問を20年分も解いたにもかかわらず、点数は全く上がりませんでした。

赤本を解くことは超重要なのですが、「タイミング」と「復習法」を間違えてしまうと、全く成績につながらないんです。

だからこそ「赤本がとにかく重要で、赤本こそ正義」という指導は、間違っていると感じています。

 

浪人してから「赤本を解くタイミング」「赤本の復習法」を分析して、早稲田大学に合格できました。

その時の経験や、予備校講師として長く指導してく中で発見した赤本に関する情報を、これから詳しく解説していきます!

「赤本を勉強する」ことを目的にせず、「赤本を使って志望校に合格する」ことができるよう、ぜひ最後まで読んでください!
筆者

記事と筆者の信頼性

・筆者は赤本と青本を両方使い、早稲田大学に合格

・手元に赤本と青本を用意して、中身を見ながら解説

・これまで150以上の大学・学部の過去問を研究

・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

 

赤本ってなに?青本との違い

まず最初に、認識のずれがないように赤本というものについて確認しておきましょう。

赤本は教学社という会社が出版している、各大学の学部別・学科別の入試過去問題の事です。

解説はさほど詳しくないのですが、幅広い大学・学部をカバーしています。

 

青本について解説

青本とはこういった青い表紙の過去問で、こちらは「駿台予備学校」が手掛けたもの。

赤本と違って難関大学しか取り扱っていないので、その分だけ青本の方が解説が詳しくなっています。

志望校の青本が出版されていれば青本を使い、無ければ赤本という形が良いと私は思います。

赤本と青本の比較を表にまとめましたので、確認しておいてください!
筆者

赤本と青本の違い、比較

 

過去問演習は超重要

赤本でも青本でも、大学入試の過去問というのはとっても貴重です。

大学の入試問題は、その大学に所属している教授が作成する傾向にあります。

基本的には同じ教授が、問題の作成に携わり続けます。

同じ人間が問題を作るからこそ、同じパターンの問題が出題されやすいです。

そのため赤本を解いていくと、問題の出題傾向や求められるレベルが見えてきます。

 

そして過去に出題されたのと同じような問題が、もう一度出題されるということも珍しくありません。

つまり過去問は受験生にとって、宝の山なのです。

やればやるほど問題形式に慣れていき、点数が取れるようになっていきます!
筆者

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赤本に取り組む前に知っておいて欲しいこと

受験生
さっき先生は「赤本を勉強解きまくったけれど、成績が伸びなかったことがある」と言っていましたが、それはなぜなんですか?

私は現役の時、「とにかく過去問を解くべき」と教わり、旧センター試験の過去問も20年分ほど解き、各大学・学部それぞれ3年以上は解きましたが、結果は日東駒専を含む12回の受験ですべて失敗してしまいました。

その時に分かったのは「赤本を解いているだけでは、点数が伸びない」ということ。

赤本は「実力のチェック」と「弱点の洗い出し」をするためのものであり、実力を伸ばすためのツールではないんです。

 

例えば基礎的な英単語が定着していない状態でどれだけ赤本を解いても、原因である「単語の不足」が解消されない限り、成績は伸びません。

これはどの教科にも言えることで、「過去問と戦える力をつける→弱点を洗い出す→補強する」という作業を繰り返すからこそ、合格点に近づいていくんです。

赤本の使い方

 

過去問が難しくて解けない場合

志望校の過去問を解いても、問題が難しすぎてわからないという場合。

そのままでは私と同じように、「解いても解いても成績が上がらない」という状況になってしまいます。

ここで大切なのは「志望校と戦うための土台を作る」こと。

参考書や問題集に取り組んで、まずは自分の実力を磨いていきましょう。

目安で言えば赤本を解くのは合格最低点から、マイナス20%程度の点数が取れるようになってから

赤本はいつから解く

赤本は解ける年数に限りがありますから、1つ1つの過去問が本当に貴重です。

赤本を全て解ききってしまった段階で、合格点が取れないとなると、もう打つ手がなくなってしまいます。

そうならないためにも、実力がしっかりと身についてから、赤本に取り組みましょう。

 

赤本に取り組む時期について

赤本はいつから取り組む?

スタディチェーンより引用

上記のグラフは「赤本はいつから取り組みましたか?」と、大学生にアンケートした結果です。

この結果を見て頂いても分かるように、3年生の夏以降に赤本に取り組んでいる人が多いです。

焦って早く赤本に手を出すよりも、土台を固めて力をつけて、夏以降に本格的な過去問演習に入りましょう。

 

私の体験談

現役の時はMARCHの過去問もたくさん解きましたが、1回も合格点は取れませんでした。

浪人してからは過去問で傾向をチェックし、「徹底的に基礎から固める」ようにして、2か月後にMARCHの過去問を解いたとき。

これまで4割ほどしか取れなかった点数が、過去問演習をせずに8割を超えていました。

実力を伸ばせば自然と過去問を解いたときの点数も伸びるもので、赤本を解きまくっても成績は伸びないとハッキリわかりました。

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赤本/過去問を勉強する目的

では具体的な赤本の使い方や復習法を解説する前に、「なぜ赤本を勉強するべきなのか」について整理しておきましょう。

赤本は必ず勉強しなければいけないというのは、誰もが知っています。

しかし「具体的にどういった目的で」というところまでは、理解できていない人も多いです。

目的を明確に理解したうえで赤本に取り組んでいけば、自然と勉強法も効率的になっていき、成績も伸びていきます。

赤本を勉強する目的

・志望校や併願校が、どういった問題を出題してくるかを深く知る

・志望校で求められる力を知り、それを伸ばすために効率的な勉強を実践する

・出題者がどのような意図で問題を作っているかを知り、解き方を分析する

・時間配分や問題を解くルールを完璧に固め、本番で大崩れしないようにする

 

赤本/過去問の使い方と復習法

ここからは、私の受験生の時の経験、予備校で指導した知識をもとにして、赤本の使い方と復習方法を徹底的に解説していきます!
筆者

 

赤本ステップ①まずは最新の過去問に目を通す

まずは志望校の最新の過去問に目を通しましょう。

良く「赤本を購入するのは受験が近くなってからでも良いですか?」という質問を頂きますが、赤本はできる限り早く入手してください。

ゴールを知らずに勉強を進めていくことは非効率ですし、どうせ購入するのであれば、早い時期から使った方が得ですよね。
筆者

 

傾向をチェックする時はまだ解く必要はありません。

この段階ではおそらく、問題に太刀打ちできないと思います。

むしろこの時に赤本を解けてしまうのであれば、志望校を上げた方が良いですね。

「志望校はこういう問題を出してくるんだな」という傾向を知ることで、ゴールが定まります。

赤本で敵を知ろう

例えば単語を書かせる問題が出題されないのであれば、単語を覚える際にスペルまで覚える必要はありません。

発音・アクセント問題が出題されないのであれば、発音記号に気を配らなくてOKですね。

このように敵が明確になっていると、必要な勉強だけに集中できるので、効率的に勉強を進められます。

そして何を勉強すれば良いかが明確になるので、勉強に迷いもなくなるでしょう。

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赤本ステップ②試験本番と同じように解く

過去問の年数は限られているため、1年分も無駄にできません。

試験本番と同じような気持ちで、時間制限を設けて自習室など集中できる場所で取り組みましょう。

勘に頼ったり、消去法を使ったりしても構いません。

1点でも多く点数を取るために、死に物狂いで問題を解いていきましょう。

1年分の赤本を、分野ごとに分けて解いている受験生もいますが、これはおすすめできません。

教科ごとに分けるのであれば構いませんが、分野ごとに分けると、本番と同じ演習ができなくなってしまいます。

通しで解けばそれだけ疲れますし、終盤になるとペースが落ちるといったこともあるかもしれません。

過去問を解く体力をつけるとともに、時間配分をキッチリ守れるようにするためにも、赤本は通しで解いてください。

 

赤本で1点でも多く稼ごうとすると、どうしても近くにおいてある単語帳を見てしまったり、採点を甘くしてしまったりしがち。

これでは自分の本当の弱点や実力が分からないくなってしまうので、自分に厳しく取り組むようにしてください。

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赤本ステップ③合格最低点との差を知る

赤本には基本的に、合格最低点が掲載されています。

合格最低点に到達するためには、あと何が足りないのか。

どの部分に注力して勉強すれば、より点数が上がるかを考えましょう。

赤本で合格最低点との差を知ろう

例えば合格最低点から50点も離れているのに、必死で漢字を勉強しても、絶対にその差は埋められません。

しかし配点が最も高い英語長文を勉強すれば、50点以上、点数をあげられるかもしれません。

合格最低点に到達するためには、どこに重点を置いて勉強するべきか、必ず分析しましょう。

 

赤本の合格最低点は少し低い?

また基本的に、赤本に掲載されている合格最低点は、調整されているため若干低くなっていることが多いです。

例えば世界史の平均点が30点で、日本史の平均点が20点だった場合、日本史の受験生が不利になってしまいます。

そうならないように得点の調整が行われるのですが、この調整を通すと素点よりも若干、点数が低くなりやすいんです。

真相は大学側しか知りませんが今までの経験上、実際の合格最低点は、赤本の合格最低点よりも5%~10%ほど高い傾向にあります。

そのため赤本の合格最低点より、10%高い点数を取ることを目標にしていきましょう。

 

赤本ステップ④復習ノートを作る

ここまでもお伝えしましたが、赤本を解いたら「復習する」ことがとても大切です。

復習の際におすすめなのは「復習ノート」を作ること。

復習ノートに書き込むポイントは2つ。

 

①知識が不足が原因のミス

②問題の解き方を知らなかったミス

この2つを必ずノートに書き込んでください。

イメージとしては、下の図のような感じです。

赤本の復習ノートの作り方

①知識が不足が原因のミス

例えば①知識が不足が原因のミスは、特定の英単語を覚えていなくて問題が解けなかったパターンなどです。

この際にはその英単語を忘れないように、書き込んでおきます。

 

この時に大切なのは、これまでの勉強法を反省すること。

特定の英単語を知らなかったのは結果であり、その原因は「難しい英単語を勉強していなかったから」、「覚えたはずの英単語が抜けてしまっていたから」というところにあります。

なのでその特定の英単語を覚えたからとおって、原因は解決されないのです。

だからこそその特定の英単語に目を向けるのではなく、「これまでの勉強法をどのように修正するべきか」という根本的な原因に目を向けてください。

 

②問題の解き方を知らなかったミス

②問題の解き方を知らなかったミスは、知識は頭に入っていたけれど、解き方を知らなかったパターンです。

問題の問われ方をひねられると、正しい知識がインプットできていても、答えられないケースがあります。

解説を読んで問題の解き方を学び、次回から同じ問題に出会ったときに、正しいアプローチで解けるようにしましょう。

 

①知識が不足が原因のミス」と「②問題の解き方を知らなかったミス」を復習ノートに書き込み、自分に足りないところをどんどん埋めていきましょう。

この作業を繰り返せば繰り返すほど、必ず点数は上がっていきます。

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赤本ステップ⑤自分の弱点を補強する

復習ノートに書き出していくと、自分の弱点が明確になっていきます。

次の日から自分の弱点を補強するために、必要な勉強に取り組んで、合格点に近づいていきましょう。

例えば英語長文がニガテだとなれば、英語長文を読めるようにするトレーニングを、次の日から徹底していかなければいけません。

単語の暗記があいまいだと感じれば、今まで暗記した単語をもう一度見直していきましょう。

忘れた単語だけを覚えても、局所的な復習にしかなりませんから「これまで勉強した英単語を復習する」という姿勢が大切です。

これまでの勉強法を見直して、次の日から勉強法を変えていかないと、点数は変わりません。

 

類題を解けるようにする

弱点を補強したら次は、類題を解けるようにしてください。

ミスした問題と類似した問題を解けるようになって初めて、自分の弱点が克服できたと言えます。

例えば文法問題で仮定法の問題をミスしたのであれば、NextStageなどで仮定法の問題をたくさん解いて、固めておく必要があります。

 

英語長文の攻略が重要

入試問題の中でも攻略が難しく、それでいて重要なのは英語長文

赤本を解いてみると一番に苦戦するのは、英語長文ではないでしょうか。

英語長文は配点が高く、大学のレベルが上がるほどどんどん難易度が上がるので、しっかりと復習しなければいけません。

まずは自力で英語長文を読み直していき、読めない部分は全訳を参考にして、正しく読めるようにしてください。

何度も繰り返し読み直して、最終的に全文をスラスラ読めるようにしましょう。

 

設問は「文章のどのあたりに回答の根拠があるか」、「どういった選択肢が正解になりやすいか」と深く分析していき、その傾向も復習ノートにまとめてください。

各大学・学部ごとの設問のクセをつかんでいくと、実力以上の点数が取れるようになってきます。

配点が高い英語長文は受験で一番差がつく分野の1つですから、志望校で合格点を取りたければしっかりと対策していきましょう!
筆者

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赤本ステップ⑥赤本を解く前に、必ず復習ノートを見る

弱点の補強ができたら、別の年の赤本に再チャレンジしていきます。

自分の足りない部分が山ほど書かれている「復習ノート」を赤本を解く前に見て、まだ足りない部分があったら赤本に取り組んではいけません。

自分に足りないところを全て埋めてから、新しい過去問を解きましょう。

弱点を完璧に補強してから赤本に取り組むと、また新しい課題が見つかります。

この作業を繰り返すことで、出てくる弱点が少しずつ少なくなっていき、合格点に近づいていきます。

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赤本/過去問は何年分解けばいいの??

受験生
赤本の復習方法は、バッチリわかりました!赤本はたくさん解いた方が良いと言われますが、何年分くらい解けば良いのでしょうか?

赤本は1年分でも多く解きましょう。

ここまでで説明してきた通り、自分の弱点を知り、その弱点を埋めるという作業が1年分でも多ければ、それだけ成績が伸びていきます。

何年分解けば良いということはなく、時間が許す限り解いてください。

 

また志望順位の高い大学は、他学部の過去問も解くことをオススメします。

学部間で問題が使いまわされることは珍しくありませんから、他学部の過去問を解くことで、志望学部の点数も上がります。

また同じ大学の問題は、学部が違ってもレベルや傾向が似ていることが多いです。

他学部の過去問を解き、その学部も併願で受験すれば、志望大学に合格できる確率はグッと上がりますよ。

私が受験生の時は、早稲田大学の志望学部は10年分ほど、それ以外の学部も5年分ほどは解いて合格点を取りました!
筆者

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赤本/過去問は2周・3周と解いた方が良いの?

受験生
赤本はたくさん解くようにします!1回解いた赤本は、何周も復習した方が良いですか?

私の受験生の時の経験、そして予備校講師としての指導経験から、同じ過去問を何周も解くことにあまり意味はないと思います。

というのも一度解いて復習した問題は既に答えを知っていますから、「考える」というプロセスを飛ばして、すぐに答えにたどり着いてしまいます。

特に3周目などとなると、答えは完全に暗記してしまっているでしょうから、ほとんど効果が無いはずです。

既に解けている問題を何度解いてもあまり意味がないですし、それであれば他の大学・学部の過去問を解いた方が良いでしょう。

大学受験では「自力で、初見で問題を解く」という力が求められますから、過去問を解いたら徹底的に復習して、新しい過去問に進んでください。

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赤本/過去問の正しい使い方と復習法まとめ

ここまで赤本の使い方と復習法について、詳しく解説していきました。

かなり文章量も多くなってしまったので、最後に順番を整理しておきましょう!

赤本の使い方まとめ

①時間を測って本番と同じ緊張感で解く

②ミスした問題を分析して、復習ノートに書き込む

③自分の弱点を完璧に補強する

④再び赤本を解く

⑤新たに出た反省を、復習ノートに書き込む

※赤本と戦う力がつくまでは、学力を伸ばすことに注力

※1年分でも多く、余裕があれば他学部や傾向が似ている大学の赤本も解こう

※同じ年の問題も何周もするのは、あまり効果的とは言えない

上記の手順に沿って、注意点も頭に入れたうえで赤本に取り組んでいってください。

私が早稲田大学に合格できたのは、「赤本を研究して、たくさん解いて、復習したから」です。

赤本は数に限りがある貴重な教材ですから、大切に勉強していきましょう!





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