奈良女子大学の英語の傾向とレベル/難易度
奈良女子大学の英語は「英文和訳」「和文英訳(英作文)」「英語長文の読解」の3つがメイン。
出題の形式は安定しているので、対策は立てやすいでしょう。
選択問題よりも記述型の問題の比率の方が圧倒的に大きいので、記述問題への対策は必須になります。
記述問題にニガテ意識を持っている人が多いですが、日ごろから積極的に触れて、ニガテ意識を払しょくしておかなければいけません。
奈良女子大学のホームぺージに個別学力検査 採点・評価基準を公開しているので、過去問を解くことに加え、どのような解答を求められているかを理解して試験に臨んでいきましょう。
全体的な難易度は標準的で、ひねった難しい問題はあまり出題されていません。
試験時間にもある程度は余裕があるので、落ち着いて解いていってください。
基礎・基本をしっかりと固めていきながら、記述式の問題に対応できるようにしていきましょう。
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奈良女子大学の英語の対策&勉強法
英文和訳問題の対策法
奈良女子大学の英語では和訳問題が多く出題されています。
和訳問題に答えるためには、「英文を正確に読み取る」力が必要。
そのためには「文法」「語彙」「読解」の3つをしっかりと勉強しておかなければいけません。
5文型や時制、仮定法、比較などの英文法の基本は講義形式の参考書を使って、十分に理解してください。
語彙は単語だけでなく英熟語も、基礎~GMARCH/関関同立レベルまでは覚えておきましょう。
読解は英文解釈の技術シリーズなどを活用して、1文1文を正しいルールに沿って読んでいくトレーニングをしてください。
ただ左から右へなんとなく読み進めているようだと、和訳問題ではほとんど回答が書けません。
例えば文構造を「主語」「述語」「目的語」「ここにかかる修飾部分」などと分類して、精読するなどして読み解いていきます。
例えば2017年度の過去問から一部分を抜粋しますと、和訳をするうえで「the stubbornness」に対する述語は何なのかを理解することがポイントとなります。
It’s also sad because the stubbornness it takes to keep our heart and mind closed to everything other than our own point of view creates a great deal of inner stress.
つまり、英文を次のように構造分解して訳す必要があります。
・It’s also sad / because それもまた悲しい、なぜならば、
・the stubbornness(S) creates(V) a great deal of inner stress 頑固さが多大な内面の緊張を生み出すから
・it takes to keep our heart and mind closed to everything other than our own point of view ※頑固さの説明部
こうして1つ1つを細かく分解して、論理的に訳していかなければいけません。
奈良女子大学では『文章全体の趣旨、論理をふまえた訳文、意味の通じる自然な日本語』という観点も採点ポイントです。
機械が無理やり作ったような訳ではなく、文脈に合った自然な訳を書くように心がけてください。
訳せない部分は文脈をヒントにして、正しい訳を推測することもとても大切です。
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和文英訳/英作文の対策法
日本語の書籍が抜粋され、その一部を英語に訳す問題。
英訳することを前提に書かれていない、日本人向けの文章を英語に訳していくことになります。
「日本語の内容を的確につかんだ上で、英語らしい文章に置き換えることができているか。」を求めています。
まずは英訳をする前に、日本語の文章を読んで全体像と流れを理解しましょう。
下線が引かれた部分を「英語に訳しやすい形」にかみ砕いてから、英作文に移っていきます。
例えば過去問から一部分を抜粋しますと、「無理せず、背伸びせず、自分のほんとうの姿を見極めよう。」という日本語を訳す問題が出題されています。
「無理をせず」という部分が難しいですよね。
これをかみ砕いて「無理をせず=頑張りすぎない=やりすぎない ≒ without trying too hard / forcing ourselves / pushing ourselves」というように、意味を大きく逸脱しない範囲で、自分が知っている英語の表現、自分が考え付く表現に言い換えることがポイント。
日ごろから英訳問題には積極的に触れていき、その中で発想力や柔軟に対応する力を磨いていきましょう。
おすすめの参考書としては「英作文ハイパートレーニング 和文英訳編」。
奈良女子大学と同じ和文英訳型の問題をたくさん解けますし、解説もとても詳しいです。
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英語長文の読解の対策法
奈良女子大学ではやや文章量が多い英語長文が出題され、設問は「文章の理解を問う問題」と「和訳」の2つがメイン。
1文1文をただ訳していくのではなく、文と文のつながりを意識し、文章全体のストーリーを追っていかなければいけません。
パラグラフごとに要点を簡単にメモしていくと、文章の内容を整理して読みやすくなります。
その中で「筆者の主張」にも注目して、重要なポイントはチェックをつけておくなどすると良いでしょう。
『本文の内容を理解したうえで、当該箇所を正しく解釈し、指示に従ってわかりやすく説明がなされているか。』というポイントを満たすためにも、こういった論理的な読解法はとても有効です。
最初はスピードを意識せずに、長い文章も正確に、そして論理的に読めるようにトレーニングをしましょう。
いきなり難しい長文に挑戦する人も多いですが、まずは易しい長文から、徐々にステップアップしてスピードも上げていくことが大切です。
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奈良女子大学の英語の対策&勉強法まとめ
奈良女子大学の出題形式はシンプルで、最初に過去問を見ておけば、日ごろからどんな対策をしなければいけないかが一目でわかります。
例えば英作文に対応できるよう、日ごろから英単語を覚えるときはスペルにまで気を付ける。
長文の問題集で出てきた記述式の問題は、積極的に解くようにする。
文章量が多い長文を読めるように、論理的な読解力を鍛えていくなど。
奈良女子大学がホームぺージにて公開しているように、英単語を単に丸暗記しただけの知識は求められていません。
受験のための英語の勉強と考えずに、英語力を総合的に伸ばしていくことを心がけましょう。
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