でる順 漢字書き取り・読み方2900のレベルと使い方!評価・評判・口コミレビュー


この記事では、現代文における漢字の問題集「大学入試 でる順 漢字書き取り・読み方2900」について、現役予備校講師で私立進学校の国語科教科リーダーを務めた私が、その特徴、効率のよい使い方など、徹底的に解説をしていきます。

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「大学入試 でる順 漢字書き取り・読み方2900」とは

・概要:大学入試の現代文における漢字問題を入試データから分析し、「でる順」に掲載した漢字問題集・単語帳

・著者、出版社:松本義男・岡嵩、旺文社

・目安となるレベル、偏差値:共通テスト対策、GMARCH・関関同立をはじめとした私立大対策、小論文対策

・掲載数:2904問

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「大学入試 でる順 漢字書き取り・読み方2900」のレベル、難易度

「でる順 漢字書き取り・読み方2900」は大学入試における漢字問題を、様々なテーマや出題形式ごとにまとめ、またそれを精密な入試データ分析による「でる順」で掲載した漢字問題集です。

「でる順」シリーズは大学受験だけではなく、中学受験・英検・その他資格勉強にもある、非常に評判が高いものです。

その実績・信頼のある「でる順」シリーズの、大学受験漢字バージョンが「でる順 漢字書き取り・読み方2900」になります。

「でる順 漢字書き取り・読み方2900」自体には「問題集」と書かれてありますが、解答は赤シートで隠せるようになっており、単語帳としての使い方も可能なものになっています。

様々なレベルの大学で出題される頻出のものから難易度の高い大学でのみ出題されるものまで、幅広い難易度を取り扱っているので、大学受験の漢字対策はこの問題集一冊で完結するように作られています。

特に「でる順」になっている点に対して、口コミ・レビューでも「前から必要なところまでやれば良かったので非常に使いやすかった」という高い評価も見られました。

 

漢字問題について、早慶レベルの大学を例に出すと、早稲田大学では学部によって完全書き取り、択一式、漢字字体の出題がないなど様々で、慶應義塾大学にはそもそも国語の試験がありません。

だからといって漢字の対策で手を抜く、あるいはしないでいいかというと、全くそうではありません

漢字の学習には、漢字が書けるようになることだけではなく、その漢字を正しく使える、言い換えればその漢字の意味をしっかりと理解するという側面もあります

漢字の勉強の中で日常生活では出会わない小難しい熟語などに触れ、その意味をしっかりと理解することで、漢字問題に留まらず、現代文の読解の一助にもなります

早稲田大学の現代文は細かな読解を要求することが多く、こういった漢字からヒントをかき集めることが時には重要になります。

また、慶應義塾大学で一般的に課される小論文でも、そうした漢字をしっかりと文章の中に盛り込めるかどうかで得点に差が出てきます。

つまり、漢字対策は漢字対策にとどまらず、現代文の読解や表現の勉強の一部として必ず行わなければならないということです。

 

また、漢字の対策として最も需要の高い共通テスト対策にもいち早く対応しており、類題形式の問題も多数収録されているため、共通テスト国語を受験する受験生であれば、一度は手に取ってもらいたい問題集です。

同様の漢字帳・問題集として「金の漢字 最強編」(水王舎)や「漢字マスター1800+」(河合出版)、また同じく旺文社の「入試に出る 漢字と語彙2400」などがありますが、難易度の差などはありません。

実際に書店で手に取ってレイアウトや使いやすさなどを見て、自分の好みのものを選んでもらえれば間違いはありません。

ですが、あえて今回の「でる順 漢字書き取り・読み方2900」の、他の漢字帳にはない強みを言うとするならば、その数字が示すように、「問題数の多さ」に尽きます

そのため、沢山問題演習を繰り返すことで定着させたい人や、目で見て覚えるより実戦形式がよいと言う人などは、「でる順 漢字書き取り・読み方2900」は向いていると言えます。

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「大学入試 でる順 漢字書き取り・読み方2900」の使い方、勉強法

「でる順 漢字書き取り・読み方2900」には、大学入試で良く出題されるジャンルや出題形式別に多数の問題が収録されています。

まずは書き取り問題はしっかりと書き取る、読み問題は口に出して読む形での勉強をおすすめします。

少し話が脱線してしまいますが、暗記は必ず一つの情報で完結させないことが重要です

赤シートで隠して覚える、これは視覚からの情報による暗記で、もっとも基本的な暗記方法になります。

そこに読み上げるという発声を加えることで、この知識は視覚と聴覚という二つの情報に支えられたものになります。

また、書き取り式の勉強であれば、そこに「実際に書く」を付け加えてください。これは身体経験による暗記になります。

こうして一つの知識に複数の階層を持たせることで、どれかが欠けても他が補うという強固な知識ができあがります

読み問題は「目で見て読み上げる」、書き取り問題は「目で見て読み上げながら実際に書く」、これが暗記の最善の方法になります。

 

また、前述したように、漢字の勉強はただ漢字問題が解けるようにするためだけのものではありません。

その漢字を正しく使えるようになることがゴールになります。

漢字勉強は、現代文単語(読解のキーワード)の勉強と似た側面を持っていると言えます。

そのため、意味の分からない漢字に出会ったときには、それが書けるだけではなく、その意味もしっかり理解できるように学習する必要があります。

「でる順 漢字書き取り・読み方2900」では漢字ごとにその意味も併記されているため、意味のわからない単語はあわせてその意味も学習できるように作られています。

 

以上をまとめると、

①漢字はかならず書き取る、音読する。

②意味の分からない熟語(漢字)はかならずその意味も覚える。

ということになります。

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「大学入試 でる順 漢字書き取り・読み方2900」が終わったら次は

「でる順 漢字書き取り・読み方2900」を用いて一通り学習が終わったあとは、実際の受験問題に取り組んでください

本文中に出てくる熟語で、注がついていないにもかかわらず、読めない、あるいは意味がわからないものが出てきたら、その都度それを暗記していく必要があります。

大学側が「覚えている必要がない」と判断した単語については、必ず注がついています。

裏を返せば、本文中に出てきていて注がついていないものは、すべて読める、書ける、意味が分かることが想定されているということです。

このあたりのさじ加減は大学によって大きく変わってくるところになります。

GMARCHレベルでは注が付される単語でも、早慶レベルになると注がついていない可能性もあるということです。

自分の受けたい大学の過去問をしっかりとやりこみ、その中で「読めない、書けない、意味が分からない」単語は後で必ず辞書で調べて覚えてください

 

また、漢字と並行してでもかまいませんが、現代文単語についての知識も同じく身に着けていくべきです。

個人的なおすすめは「読み解くための現代文単語[評論・小説](シグマベスト)」です。

現代文の頻出テーマ別にまとめがついていたり、難解な単語についてはわかりやすい図による視覚的な説明があったりと非常に学習しやすい内容になっています。

また、使われている紙の質が非常によいもので、片手で容易に丸めて持てる作りになっていることも、なにかと隙間時間で勉強することの多い現代文単語帳としては高ポイントになります。

 

漢字勉強は漢字問題で点数をとるだけのものではないということ、これを理解して正しく勉強をすれば、必ず現代文の成績はついてきますし、大学生になったあと、社会に出たあとの財産になります。

大変だとは思いますが、頑張ってください!


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