物理教室/河合塾の難易度/レベルと使い方&勉強法!評価/評判レビューも!中身は辞書


物理教室の使い方&勉強法!評価/評判レビューも

 

物理教室

物理教室の中身の特徴。メリット・デメリット

 

物理教室 (河合塾シリーズ)は大学受験の物理で主に扱われる力学、波動、電磁気、熱、原子の5分野を総合的にカバーしています。

改訂版が発売されていますが、中身が大きく変わっているわけではありません。

序章として単位系や次元といった物理全体で大事な考え方やよく使う近似式、より深く物理を理解するための発展的な事項としてベクトルや微分方程式という物理でよく用いられる数学(特に物理数学と呼ぶこともあります)を整理してくれています。

全体的に教科書よりも詳しく物理学の原理や法則の説明がなされており、物理の初学者でも理解がしやすい講義タイプの参考書です。

ただ文章が少し硬めの表現を使っているため、物理に苦手意識を持っている人は少し読みづらいかもしれません。

いわゆる「網羅系の参考書」であり、物理教室を辞書代わりに使うことも十分できます。

受験物理の参考書では「これ一冊を読めば一通り書いている」という、網羅系の参考書はとても少ないです。

問題演習書で数をこなすや、初学者用に解説が詳しいけれども内容を網羅しているわけではない本が多く、辞書代わりに使えるのは本書だけと言っても過言でないくらい貴重な一冊です。

書店などで試し読みをしてから、自分に合っていると感じればぜひ取り組んでみてください。

 

また物理教室は解説が非常に丁寧です。

「どうしてこういう式になるのか」や「この式からどういうことを考えれば良いか」ということがしっかり説明されているのです。

「授業で聞いてもよくわからない」、「問題演習で出てきたけどここがわからない」といったときにどんどん本書を参照していきましょう。

物理が得意で「そんなこともうわかっているよ」という受験生でも「そういうことだったのか!」と思える内容に出会えるほど丁寧に説明がなされています。

例題は大手予備校の一つである河合塾講師が選定したものであり、入試に必要不可欠な良問揃いではありますが、正直すこし数が足りないため他の演習書・問題集で補うとよいでしょう。

物理教室では基本的に微積分を用いての説明があまりありませんが、より発展的・多角的な考えかたを身につけられるようにところどころに微積分を使った説明がされています。

 

辞書的に使えることや基礎的な問題が多く取り上げられていることから物理が苦手だと思っている受験生でも使える参考書です。

しかしながらその本領を発揮するのは、難関大学を目指す受験生や物理が既に得意な受験生、物理を得意にしたい受験生が用いたときです。

どういうことなのか、以下で詳しく紹介していきます。

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物理教室のレベル/難易度

 

物理教室は理系で大学の二次試験でも物理を使い、物理を一通り勉強してある程度解法を理解しているが、教科書での理解や問題集を用いた問題演習による受験勉強に限界を感じ始めた受験生が使える一冊となるでしょう。

また東大や京大、早稲田慶應などの難関大の入試問題に比べたら例題は簡単ですが、早慶など難関大志望者が受験物理の基礎を固めるという使い方・勉強法もオススメです。

GMARCHや関関同立、日東駒専・産近甲龍レベルを目指す受験生にはぴったり。

そういう受験生にとっては改めて物理教室に取り組むことで、体系的に物理を学ぶことが重要です。

一般的な大学を目指す人にとっては他の受験生に差をつけるために取り組むレベルの参考書であり、難関大学受験生にとっては受験本番で完答できるようにして他の受験生に差をつけられないために取り組むレベルの参考書と言っていいでしょう。

もちろん物理教室の内容を完全に理解していれば難関大学受験生にとっても、他の受験生に差をつけるための参考書として力を発揮してくれます。

ただし「まだ公式が覚えられていない」、 「用語や基礎事項がまだ不安」という受験生にとってはまだ手を出すべきでない参考書です。

より基礎的な講義タイプの参考書や、簡単な問題演習書を復習することでしっかり基礎を押さえてから挑戦しましょう。

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物理教室のハイレベルな使い方&勉強法

 

肝心の使い方と勉強法ですが、本書は先程もあったように「網羅系の参考書」なので、例えば数学の「チャート式」の使い方に近くなります。

ただ、「チャート式」と違う点があるので少し注意が必要です。

「チャート式」はそのレベルによって問題レベルや解説の丁寧さに差がありますが、基本的には「受験頻出のパターン問題に対してどんどん手を動かすことで理解を深めながら解法を覚える」という参考書です。

その一方で物理教室はパターン問題の解法を覚えるよりも、詳細な解説を読み込むことで物理現象を一から体系的に深く理解することに対して重点を置いています。

難しい問題演習で手を動かして理解を定着させるという面では、少し問題数やレベルに物足りなさを感じるかもしれません。

よって、他に基本的な問題演習ができるような参考書を解いているときに、もし疑問点が生じたら物理教室で解決し、さらに理解を深めるという使い方がよいでしょう。

 

また同じ河合出版から出ている「物理のエッセンス」であまり深入りされていない部分をさらに掘り下げて説明しており、発展的事項を深めるには最適です。

物理のエッセンスは「力学・波動」と「熱・電磁気・原子」の2冊に分かれていますが、とても薄い問題集です。

図や丁寧な解説によって基礎的な内容をしっかり習得するための参考書ですから、物理が特に苦手だという受験生にはこちらの方がおすすめです。

もし「物理教室」の説明が少し難しいと感じたら「物理のエッセンス」などの基本的な参考書に立ち返ってから読み直すとよいでしょう。

「物理のエッセンス」などで基本的な問題が一通り解けるようになったら、とりあえず「物理教室」にのっている問題を一周してみましょう。

扱っている問題のレベルはもちろん、掲載されている問題数の違いからもちょうどいい組み合わせになります。

「物理教室」と「物理のエッセンス」に交互に取り組んだり、同時に併用して取り組んだりすることでより効果的に物理を理解することができます。

 

「物理教室」を用いた勉強で重要なのは5分以上考えてわからなかったらどんどん解答・解説を読む、ということです。

まずは多くの問題に触れ、わからない問題があったら解説をよく読んで理解を深めましょう。

内容を理解できるようになるのを待ってから問題を解くのではなく、問題も解きながら、そして解答・解説を読みながら内容理解を深めているのが大切なのです。

問題を多くこなすことによって問題同士の繋がりに気づいたり、物理が面白くなったりできます。

 

物理教室では受験で扱っている物理の内容、を体系的に学べることが大きな特徴です。

受験物理ではしっかり問題設定を読み解き、問題が表す状況をイメージして重要な式を立てられたら、あとは簡単な計算やパターン問題になっていることが多いです。

この問題設定の読解というスタート地点で勘違いをしてしまうと、あらぬ方向に回答を進めてしまうことになってしまいます。

本文の解説をしっかり読み込むことで物理の本質や重要な考え方を理解して、そのような勘違いを起こさないようにしていきましょう。

勘違いに気づくためや自分の解答に自信を持つためのアイデアが序章に含まれています。

「力学や熱力学のような分野じゃないし…」、「序章を読まなくても問題は解けるし・・・」などと考えずに、序章もしっかり読み込んで理解を自分のものにしましょう。

 

例題として取り扱っている問題は受験本番で完答できないと惜しい問題ですし、その直前には問題を解く上で重要な事項がまとめられています。

ある程度読み進めて理解が進んだ後には、このまとめのページを中心に復習することで効率的に物理を得意科目にしていきましょう。

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物理教室が終わったら次は?

 

「物理教室」の問題を一通りこなし、解説も理解したら志望大学の過去問を解いてみましょう。

もしあなたの志望校の入試問題が「物理教室」の内容では歯が立たないほど難しい、と感じたら次のステップとして同じ河合出版の「名門の森」という問題集に取り組んでみましょう。

「名門の森」は難関国公立や早慶などの入試問題と同等レベルであり、これをこなすことによって「物理教室」で学んだ知識をどう難しい応用問題に活かすかが見えてくるはずです。

どうしても難関大学の入試問題ではクセのようなものがありますので、「名門の森」で問題演習を積むことで「物理教室」と実際の入試問題の間を埋めていきましょう。

また、「名門の森」でわからない問題があったら「物理教室」に立ち返って基礎固めをするということも重要になってきます。

「物理教室」の説明や良問を繰り返し解くことで、難しい応用問題のハードルも下がるでしょう。





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