
模試を受けたくない!受けるべきなの?受けないメリットとデメリット【大学受験】

大学受験をするうえで「模試は必ず受けるべきだ」と言われていると思いますし、それが当たり前になっていますよね。
しかし私が受験生の時も「模試を受けている暇があったら勉強したい」、「どうせ良い成績が取れないから意味ない」と考えていた時もありました。
ですからあえてここでは模試を受けるメリットだけでなく、「模試を受けないメリット」も解説してみたいと思います!
記事と筆者の信頼性
・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格
・偏差値40台から70を超えるまで伸ばし、A判定を獲得
・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導
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前提知識:模試の重要性
「模試を受けないメリット」を解説する前に、やはり「模試の重要性」は知っておいていただきたいです。
というのも重要性を知らずに、ただ「模試を受けない」という選択をしてしまうと、それは「模試から逃げる」ことになってしまうからです。
模試の重要性を知っていただいたうえで、「模試を受けないメリット」を学び、今後の方針を決めていきましょう!
これはあくまで補足情報なので、サクッと解説していきます。
模試の重要性
・自分の実力が客観的に分かる
・模試をモチベーションに頑張れる
・自分の弱点が明確になる
・試験そのものに慣れることができる
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①自分の実力が客観的に分かる
模試を受ければ当然「自分の現在地」が分かります。
受験は周りとの戦いですから、自分がどの位置にいて、これからどれくらい順位を上げなければいけないのかを知っておくことは重要です。
自分の実力を知ることで、勉強の方針も固まってきますからね。
志望校や併願校を決める際にも、偏差値や判定が判断材料になってきます。
②模試をモチベーションに頑張れる
入試までの期間が長いと、「まだまだ先だな」と危機感がわいてこず、自然とだらけてしまいがち。
特に高校1年生、高校2年生となると、入試はかなり遠いものに感じるでしょう。
「次の模試でここまで終わらせて、良い偏差値を取ろう!」などと目標を立てると、モチベーションが上がるはずです。
スケジュールもより明確になりますし、勉強も進めやすくなるでしょう。
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③自分の弱点が明確になる
模試の結果を見ると「どこが自分の弱点か」が明確に分かるようになっています。
受験は苦手な分野が1つでもあると、そこで大きく失点してしまい、不合格になってしまうケースが珍しくありません。
模試で弱点を明確にして、その部分を補強することで、バランスを整えるというのはとても大切な作業です。
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④試験そのものに慣れることができる
入試本番は緊張の中、厳しい時間制限の中で回答していかなければいけません。
この環境に慣れておかないと、入試本番で大失敗をしてしまう可能性があります。
模試では入試に近い環境で問題を解けるので、繰り返すほど試験に慣れていけるでしょう。
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模試を受けないメリットとは

もちろん模試を受けることは大切ですが、ただやみくもに受けても効果はあまりありません。
ご自身が置かれる状況によっては、模試を受けないという選択も出てくるので、ここからの内容をぜひ読んでください!
メリット
・準備不足で自信を失うのを防げる
・模試を受けないことで、勉強時間を作れる
・小手先のテクニックに頼らなくなる
・過去問でより正確に合否の予想ができる
①準備不足で自信を失うのを防げる
受験勉強をし始めてまだあまり時間が経っていないと、「もっとここの勉強をしなきゃいけない」といった明確な課題があると思います。
私も受験生の時は「ここまで勉強したうえで、実力を測定したい」といった、自分なりの模試への準備がありました。
準備不足の状態で模試を受けても「やっぱりできなかった」と目新しい発見は無いでしょうし、大きく自信を失ってしまう可能性があります。
特に予備校や学校の友達、親などはそこまでの事情を知りませんから、準備不足の成績を評価されてしまうのは悔しいですよね。
ですから模試を受ける日程を1つ後ろにズラして、そこまでに十分に準備をするというのも1つの手でしょう。
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②模試を受けないことで、勉強時間を作れる
会場への移動や答え合わせなども含めると、模試の日はほぼ1日新たな勉強ができません。
国公立大学を志望している人は、2日間分も潰れてしまうでしょう。
模試を受ける目的が明確に決まっていない、もしくは明らかな学力不足であれば、模試を受けずに勉強をするという選択肢もありです。
模試を解くことで試験に慣れることができますが、学力そのものの向上にはつながりません。
③小手先のテクニックに頼らなくなる
模試を受けていると「偏差値を少しでも上げたい」、「判定を良くしたい」という目先の点数にばかり執着してしまう人がいます。
そうすると「ミスになりやすい選択肢の法則」などと言った、小手先のテクニックにばかり目が向いてしまいます。
学力が伸びていない状態でテクニックに頼ろうとしても、使いこなせないですし、何より時間の無駄になります。
まずは学力をしっかりと伸ばしてから、模試に挑戦するという流れでも良いでしょう。
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④過去問でより正確に合否の予想ができる
受験が近づいてきたら、赤本を演習することになります。
その時の得点で「自分がどこの大学に合格できるのか」は予想がつくようになります。
むしろ模試と違って、本番の入試と同じ形式ですから、より正確に合否を判定することができるでしょう。
例えば模試では偏差値が良くても、過去問のレベルについていくことができなければ、A判定であっても不合格になってしまいます。
受験が近づいてきたら模試よりも赤本を解く機会を増やして、弱点を補強し、実力を把握していくのが良いと思います。
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結論:自分で目的や必要性を分析するべし
模試に限ったことではないのですが、受験は「なんとなく」「周りがやっているから」「親や先生に言われたから」という理由で行動していては、結果は出ません。
自分にとって何が必要か、そのために何を選択するべきかを論理的に考えたうえで、決断していってください。
例えば私は12回の受験で全落ちして浪人したとき、周りの友達や兄弟からは「予備校に通うべきだ」と言われました。
宅浪の成功例は少なく、リスクが高い選択だと一般的に言われていますから、そのアドバイスも当然でしょう。
しかし私は「予備校の往復の時間がもったいない」、「今の自分には中学生レベルの基礎固めが必要」、「独学でも難関大学に合格できる」という自分なりの明確な理由があり、宅浪を選択しました。
宅浪では常に自分で考えて行動しなければならず、「模試を受ける頻度」「使う参考書」「受ける大学・学部」など、1つ1つ全て論理的に選択をしていきました。
結果として偏差値40から早稲田大学に合格することができたので、「自分で考えて、根拠をもって選択する」ということが、本当に大切だと感じています。
良く受験生の皆さんから「模試を受けた方が良いですか?」「模試の復習はした方が良いですか?」などと言ったご質問を頂きます。
しかしこの回答は、1人1人の置かれた状況や学力によって、大きく変わるものです。
常に自分で深く分析して、最善の策を論理的に選べるよう、意識して取り組んでいってください!

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