明治大学文学部の日本史の傾向と対策&勉強法【文学部日本史】
明治大学文学部の日本史の傾向
1~5の大問で構成されており、出題範囲は古代から近現代までとほぼ全時代が網羅されています。
多くが問題文の穴埋めの選択問題や、関連する事柄の並び替え問題などですが、用語や人名を記述させられる問題も出題されます。
2017年度は大問5の近代の問題が全て記述式であるなど、今後記述解答の問題が増えることも考えられます。
史料問題もほぼ毎回出題されており、基本は教科書のレベルからの問題ですが、細かい数字を答えさせるなど、史料自体の理解を聞いてくる問題もたまに出題されます。
全体としては教科書の基本的な内容を押さえており、時代の流れや人物についての知識理解を問われます。
明治大学文学部の日本史の対策&勉強法
対策&勉強法①教科書を上手く利用しよう!
まず基本になるのが教科書です。
出題される問題は難しいように書かれていても、用語や人物名は教科書で必ず見たことのあるものがほとんどです。
ただ丸暗記しようとすると、聞かれ方が少し変わっただけで分からなくなってしまいます。
そこで、人物や事柄は、原因と結果やそれまでの流れと結びつけながら覚えると、大事なキーワードが見つけることができ、正答へと導けます。
その時代背景を理解していくことで、出来事の並び替え問題の対策にもなります。
年号で覚えることも大事ですが、原因と結果を順序立てると、どうしてその出来事が起こったかを理解でき、順番を間違えることはありません。
教科書や資料集は大事な用語だけでなく、時代の流れとともに書かれているので、まずは教科書に書いてあることをしっかりと頭に入れていくことが第1です。
同時にセンター対策にもなり、難関私大を突破する基礎になります。
対策&勉強法②自分の手で書く
センター対策などで選択問題に慣れてしまうと、記述式問題で解答はわかるのに漢字で間違えてしまうというミスがよく見られます。
普段活字で見ているものは覚えたつもりになって、いざというときに思い出せないことがあります。
それぞれに合ったやり方はあると思いますが、1度は自分の手で用語を書く、ということが大切になってきます。
また日頃から使わない漢字が使用されている用語に出会ったら、注意して覚えることも重要です。
余裕があれば、過去問や他大学の似たような記述形式の問題を解くことでかなり練習になります。
2017年度は大問ひとつ丸々記述形式で出されたということからも、記述形式に慣れることは必須になってきます。
対策&勉強法③史料問題は内容を捉える
ほぼ必ず出る史料問題。
頻出史料が多い傾向ですが、あまり見かけない史料が出ることもあります。
まずは、教科書や資料集に載っている史料に目を通し、それがどの時代の何の史料なのかを押さえましょう。
史料問題では文中の言葉の穴埋めや数字を聞かれることが多いです。
その史料独特の言葉の場合もあるので、頻出の重要史料は言葉の意味も合わせて勉強すると良いです。
数字を聞かれるときは、その事柄の重要なポイントであることが多いので、史料だけでなく、その事柄の内容も踏まえて、一緒に覚えると覚えやすくなります。
見たことがない史料でも慌てず、要所ごとの言葉を拾っていくと、知っている出来事であることが分かってきます。
ある事柄を覚えるときは、前後の状況や背景などを合わせて覚え、重要なポイントが分かるようにしておきましょう。
対策&勉強法④仕上げは用語集
教科書、資料集、そして史料集。
これらで基礎の流れと重要な点を押さえることができたら、用語集で知識の補完をすると更に得点を狙えます。
問題のレベルとしては教科書が土台となっていますが、あまり教科書で見ない人物や用語が出てくることもあります。
教科書の知識や問題文から分かることがありますが、初めから知っていると時間の短縮にもなり、問題の要点を掴みやすくなります。
また、一つ一つの用語に詳しく解説がされているので、関連性をもたせながら用語を覚える手助けにもなります。
一つでも多くの用語を知っていて損はありません。
まずは教科書が優先ですが、余裕があり応用問題で周りと差をつけたい人にはオススメです。
明治大学文学部の日本史の対策&勉強法のまとめ
選択問題も教科書から少し踏み込んだ、丸暗記では太刀打ちしづらい問題が出題されますが、基本は教科書の内容なので惑わされてはいけません。
ただし、歴史の流れや関連性、背景などを合わせて覚えるということが重要になってきます。
記述形式の問題も多く出されるので、漢字ミスをしないことがまず第一です。
また、何となくの記憶では解答することはできません。
用語は正確に、時代、人、出来事等と結びつけて覚える必要があります。
教科書で覚え、たくさん演習をこなし、インプットとアウトプットを繰り返すことで正確な記憶に繋がるでしょう。
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