上智大学の世界史は難しい?傾向と対策&論述や悪問の勉強法【上智世界史】


上智大学世界史の傾向

上智大学の入試の中でも、世界史の難易度は高いと言われています。

その理由として挙げられるのが「年号・地理も含めて総合的な知識が問われる」点と何より「奇問が多い」ことです。

しかし、上智大学に合格する上で重要なのは奇問に対応できるような知識ではありません。

入試は6割がボーダーラインと言われますが、上智大学独特の出題傾向に慣れ、それに対応した勉強法をすれば、受験世界史だけの知識でも7割程度得点することが出来ますし、十分に合格することは可能です。

 

上智大学の世界史では、学部などではなく試験日程によって問題が分かれています。

その為、学部によって問題の内容に大きな難易度、出題傾向の違いはありません。

毎年過去問として活用できる問題が4つ出てくることになり、それを数年分こなすとなると膨大な量になります。

上智大学の攻略のカギはまさにこの過去問を整理・吸収することにあります。

 

過去問を解くなんて当たり前だと思われる方もいらっしゃるでしょうが、上智大学の独特な出題傾向に慣れる以上に、「スライド出題」に対応できるという利点があります。

スライド出題とは過去に他学部他学科で出された入試問題と類似した内容の出題をすることであり、日程や学部ごとに出題傾向、難易度の差異が小さい上智大学では良く用いられている出題方式です。

例えば、過去に空欄補充問題において中国での出来事が問われ、地図上でその出来事が起こった場所を示すといった問題が出題されました。

その数年後にも、別の学部の入試問題でほぼ同じ地図が使われた問題があったのです。

この例に限らず、例えば「エルサルバドル、ホンジュラス間で行われた戦争の原因は何か」といった問題が2015年に出題されました。

答えは「サッカー」ですが、一般的な受験レベルの知識ではありません。

典型的な奇問です。

しかし、過去に全く同じ問題が出題されている為、過去問をしっかり勉強していた受験生であれば得点することのできる問題でした。

過去問の整理・吸収が大事であると先に述べましたが、どのようにして整理すべきかここでご説明いたします。

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上智大学世界史の対策&勉強法

 

対策&勉強法①過去問対策の整理法

 

・大問ごとに過去問を切り取り、地域区分毎に分けて保管する。

→中国史、東南アジア史、ヨーロッパ史といった具合です。

※空所補充問題はいくつもの時代区分にまたがって出題されることがある為、時代ごとにまとめる方法はお勧めしません。

 

地図問題、美術史はスライド出題が大いに期待できるほか、直前に見直すノートとして扱っても最適なので他の大問とは別にまとめるのがお勧めです。

地図問題が苦手な学生であっても、これらの方法で十分に対応は可能ですので是非こちらの方法で過去問をフル活用してみてください。続いて、大問毎の対策方法をご紹介します。

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対策&勉強法②空所補充問題

 

空所補充問題はオーソドックスな問題が多い中で、大問中に1つか2つ奇問が紛れ込んでいます。

先述の通り、過去問で見たものでない限り奇問は捨てても構いません。

大事なことは、基本をしっかりと押さえてオーソドックスな問題で点を取りにいくことです。

地域はメジャーなヨーロッパから少しマイナーな南アメリカまで、時代区分も古代から現代に至るまで幅広く出題されます。

苦手な地域、時代区分をそのままにしておくとその部分が大問として丸々出題される可能性もありますので、基礎的な事項はどこが出題されても答えられるようにする努力が必要です。

また穴埋めをした部分が地図上のどこで起こった出来事かを聞く問題も頻出です。

勉強する際には必ずその事象が地図上のどの部分で起こっているのかを頭に入れるようにしましょう。

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対策&勉強法③年代に関する問題

 

上智世界史において事象の年号を直接問うような問題はあまり出ませんが、4つの出来事を並べて「このうち3番目に起こった出来事はどれか?」という問題や「起こった順番に並べ替えろ」といった問題は頻出です。

もちろん、年号を覚えるに越したことはありませんがそれには限界があります。

これらの問題の特徴としては一つの大きな事象の中の出来事を細かく選択肢に分けているという点が挙げられます。

ということは、普段から「何故、どういった流れでこれを行ったのか、結果としてどうなったのか」を整理して学習することで年号を知らずとも正解にたどり着くことが出来ます。

普段の学習からそれを意識するだけで、年代に関する問題は対策することが出来ます。

とはいえ「全く年号を覚えなくともよい」というわけではありません。

先述の通り覚えているに越したことはないので、そこは注意してください。

 

対策&勉強法④正誤判定問題

 

上智世界史において難関とされるのが、この正誤判定問題です。

選択肢として紛らわしいものが多く、受験生の知らない出来事が選択肢として用意されていることもあります。

正解にたどり着くには、何よりも回答として誤っている選択肢を一つずつ除いていくことが重要です。

誤っている内容として多く挙げられるものが

・人物と出来事に関連性がない

・起こった年代が違う

・教義や条約の内容が異なる

といったものです。

これらに注意してみると、知らない選択肢が1つあったとしても十分に絞り込むことが出来ますので、注意深く選択肢を吟味することが大切です。

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対策&勉強法⑤美術史問題

 

上智世界史では、美術史の出題頻度も少なくありません。

大問1つ丸々出るといったことはありませんが、空欄補充問題の小問で出されることが多いため苦手な方は美術史のみを扱った参考書を一冊こなしておく必要があります。

作品と著者、作者だけでなく制作年や出身地まで聞かれることもある為、少し深い部分まで勉強する必要がありますが、美術史のみをまとめた参考書は比較的持ち歩きやすいためスキマ時間をうまく活用して勉強することが効率的です。

 

対策&勉強⑥法番外編 文学部史学科における学科試問の対策

 

ここからは文学部史学科を受ける方以外は関係ありませんが、史学科を受験される方は2次試験として歴史に関する知識を問われる記述試験が行われます。

対策としては、「山川世界史用語集」の頻出語句(頻出度6まで)をある程度説明できるようになれば事足りるでしょう。

特別な記述対策は必要ありませんし、そこに回す時間があるようでしたら過去問を解き直す方が効率的です。

 

上智大学世界史の対策&勉強法まとめ

 

・苦手な地域・時代をなくす

・地図と結びつけて覚える

・何故その出来事が起こったか、結果としてどうなったのかを常に念頭に置いて勉する

・見覚えのない語句、選択肢が出てきたら他の選択肢を吟味する

・過去問を効率的に扱う

これら5つです。

上智世界史は単純に暗記科目として捉えてしまうと非常に難易度が高いですが、それぞれの歴史を繋げて考えることで、一般的な参考書のレベルでも十分に正解にたどり着くことが出来ます。

是非これらの対策を踏まえた上で勉強をしてみてください。

そうすれば、きっと上智大学の合格に手が届きますよ。


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