地理データファイルはどんな参考書なのか?
・本書の概要:入試地理で出題される様々なデータを載せた辞書(のような本)
・著者:帝国書院編集部
・出版社:帝国書院
・判型:A5
・ページ数:144
・レベル:初学者から受験当日まで使えます。
地理は基礎知識を覚えたその先は、統計やデータが得点を上げる鍵になるのでどのレベルでも使えます。
他のデータ本と比較するとページ数が少ないためコンパクトで持ち運びしやすいです。
・評価:4.2/5 (2022年版、Amazon)となっており、評判は非常に良いです。
Amazonや楽天市場などでレビューや口コミが少ないので購入を検討している方は当記事も参考にしていただけると幸いです。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
地理データファイルはどんな人にオススメなのか
地理データファイルは、同系統の本(データブックオブザワールドなど)と比較するとページ数が少ないため、特に地理が苦手な人あるいは地理を得意にしたい人などにオススメです。
地理は基礎知識が身についていて、あとは各国の統計データや位置関係、世界史のざっくりとした概要があれば成績がぐんぐん伸びていきます。
なので本書をオススメできない人は、地理の基礎知識が身についてない人です。
基礎知識がないと、データや統計を覚えても意味がありません。
データの意味やそれぞれ統計の関係性などが理解できないからです。
本書は非常にコンパクトで持ち運びしやすいので、どこでも読めるという点が本書の最大の強みといえます。
地理の点数が上がるポイントは、地理のことで気になったことはすぐにデータを調べることだと筆者は考えますので、どこでも持ち歩けるという点は非常に助かります。
というのも筆者は現役時代、地理の点数を上げるために地図帳とデータファイルの全ページを写真に撮り、気になったモノがあればその場ですぐに調べられるようにしていました。
そうしたら徐々に成績が伸びました!
他にも、食料品を買いに行けば何産なのか注意深く見て、すぐにデータファイルで確認、なんていうことをしていた時期もありました。(これは少しやりすぎかなとは思います。)
こうしていくうちに、点数もみるみる伸び、学年で150位くらいだったのが3ヶ月ほどで常に20位以内を取れるようになっていきました。
やはり、思いついたらその度に確認することが大切だと、この時に実感しました。
なので、コンパクトで何度も確認することができるという強みを持った本書をぜひ生かしてほしいと思います。
似た本にデータブックオブザワールドなどがありますが、これらはとても厚いです。
地理が苦手な人の中では、本が厚いといった理由だけで、なんとなく地理の勉強意欲が失せてしまう人もいます。
このような地理の苦手な人や共通テストで地理に負担をかけたくない人などは本書を強くお勧めします。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
地理データファイルのレベルと難易度
本書のレベルは初心者から早慶・旧帝大受験者まで幅広く対応しています。
何度も言いますが、本書は同系統の本の中では薄い方なので、網羅性はやや劣ります。
なので、難易度も同系統の本と比較するとやや低いですが、統計に関しては本書のみで共通テストや2次試験で高得点を取ることも可能です。
しかし、地理が好きな人や地理で最強になりたい人には少し物足りないと思います。
データ本をとことん使い込み、データでは誰にも負けない状態まで持っていきたい人はデータブックオブザワールドなどをオススメします。
余談ですが、私は学校でデータオブザワールドが配られたので使うようになり、今回紹介している地理データファイルも当時使っていたので、使い分けをしていました。
データオブザワールドは厚いので学校でじっくり使い込み、ここが大切だと思ったところは写真を撮って保存したり、地理のノートに書き込んで後で見返してみたりしていました。
一方データファイルは、電車の移動や外出時の移動時間、地理の勉強を自習室で行う時などに使うことが多かったです。
インプットではデータブックを使い、詳細を徹底的に頭に叩き込み、アウトプットやラフに復習する時にはデータファイルを使う、といった使い分けをして2冊使っていました。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
地理データファイルの使い方・勉強法
本書を効果的に使うには以下の方法で勉強することをオススメします。
まず、地理の点数を上げるコツは、基礎知識に統計・位置関係・背景知識の3つを紐付けして感覚にまで落とし込むことです。
この3つの中の「統計」について学ぶのに本書を活用していきます。
①基礎知識を覚える
基礎知識がないと本書を使っても時間の無駄になってしまうかもしれません。
先ほど述べた3つは基礎知識を前提に知識を上乗せしていくので①の行程は必須です。
また、この時に基礎知識の理解が難しいと感じたら、本書の統計を参考にするか、資料集の写真を眺めてイメージをつけていきましょう。
②基礎知識の肉付けをする
本書を使って①該当する統計を見る。
この時基礎知識を学んだ参考書に載っている統計を参考に、そこに関連したページを引いてみると良い。
例えば農業の単元を勉強した後に、基礎的な参考書に稲の輸出量に関する統計を見たときに、「アジアが多いな。他の主食はどの国が多いんだろう?じゃあ小麦について引いてみよう」だとか「中国やインドも人口が多いのになぜこの順位になるんだろう?1〜5位だけじゃなくてもっと下の順位の国も見てみよう」などと思ったら、必ず本書を活用してください。
>>偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
③他の参考書に本書のデータを書き込む
情報の一元化も時には大切になっていきます。
地理は知識がイメージに落とし込めるかが高得点のカギとなるので、メインで使っている参考書の写真や統計などに、本書で知った知識・大切だと思ったデータを書き込んでみてください。
以上の3つをこなしていけば少しづつ地理の統計が身についていきます。
地理の統計を完璧にすることは、統計・データ問題に強くなるだけでなく、地理の位置関係の問題や背景知識から推測できる問題を解くため(もしくは理解するため)にも大いに役に立ちます。
統計に強くなると、地理を様々な観点から理解することができます。
筆者の周りには、地理の勉強をあまりしなくても高得点を取り続けていた人がそこそこいましたが、彼らは数字に強い人•現代社会における主要な国についてある程度教養がある人•世界史にある程度教養がある人であることがほとんどでした。
これは恐らく、彼らは地理の基礎が身についた段階で教養として持っていた知識を結びつけて考え、理解をより深めているのだと筆者は考えています。
世界史や現代社会の教養がイマイチだと感じている人は積極的に統計を得意にすることで、上記したセンスのある人も超えることができます。
なので、自信がない人はぜひ統計から得意になってみてはいかがでしょうか?
何度も言いますが、地理は理解が命です。
地理をマスターしたい人はもちろん地理が苦手な人も、基礎を終えたならば初めに統計を学ぶことをオススメします。
すると自ずと地理の感覚が身につくと思います。
本書を十分に活用するためにも、基礎知識を理解することに加え、地図帳を眺めてみることや世界史の大まかな流れなどを把握しておくと良いでしょう。
皆さんの成績アップを心から応援しています!頑張ってください。
⇒1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた「秘密のワザ」はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら
現役の時に偏差値40ほど、日東駒専に全落ちした私。
しかし浪人して1ヶ月で「英語長文」を徹底的に攻略して、英語の偏差値が70を越え、早稲田大学に合格できました!
私の英語長文の読み方をぜひ「マネ」してみてください!
・1ヶ月で一気に英語の偏差値を伸ばしてみたい
・英語長文をスラスラ読めるようになりたい
・無料で勉強法を教わりたい
こんな思いがある人は、下のラインアカウントを追加してください!
筆者は現役時代、偏差値40ほどで日東駒専を含む12回の受験、全てに不合格。
原因は「英語長文が全く読めなかったこと」で、英語の大部分を失点してしまったから。
浪人をして英語長文の読み方を研究すると、1ヶ月で偏差値は70を超え、最終的に早稲田大学に合格。
「1ヶ月で英語長文がスラスラ読める方法」を指導中。
⇒【秘密のワザ】1ヵ月で英語の偏差値が40から70に伸びた方法はこちら
⇒【1カ月で】早慶・国公立の英語長文がスラスラ読める勉強法はこちら
⇒【速読】英語長文を読むスピードを速く、試験時間を5分余らせる方法はこちら