体系物理の難易度/レベルと使い方&勉強法!評価/評判/口コミレビュー【東工大/阪大/京大/九大】


体系物理

受験物理の問題集の定番「体系物理」について詳しく解説していきます!
筆者

記事と筆者の信頼性

・難関大学に理系受験で合格した人が記事を執筆

・早稲田大学卒の予備校講師が、さらに分かりやすく編集

・手元に体系物理を用意して、中身を見ながらレビュー

・編集者は予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導

 

体系物理とは?

体系物理の特徴まとめ

体系物理は難関大学を目指す受験生に鉄板の問題集で、これまで多くの受験生が愛用してきました。

「物理法則を自分で導き出す問題」がメインになっていて、物理を深く理解することができます。

東大や京大、東工大、阪大、医学部など難関大の二次試験では公式や解法の対応できないことも多く、物理の根本的な原理や導出を問われることも多くなっています。

そのため一通り教科書レベルの問題集を終え、高校物理の基本を理解した受験生が、もうワンランク上のレベルに行くためにとても効果的な問題集です。

数字ではなく文字で最後まで計算する問題がほとんどなので、たまたま正解することが無く、自分が本当に理解できているのかを確かめられます。

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解説はあまり詳しくない

体系物理は下の写真のように、解説があまり詳しくありません。

体系物理の解答と解説

苦手な分野や難しい問題は、解説を読んだだけでは理解できない可能性があります。

体系物理に取り組む前に十分に力をつけておく、もしくは他の参考書と並行で進めていきましょう。

勉強を進めてみてあまり理解ができないようであれば、基礎的な参考書に戻ることをおすすめします。

基本的には体系物理は受験シーズンの後半に取り組む本格的な問題集なので、まずは基礎基本を固めることに集中しましょう。

 

各分野の要点の解説などもない

各章の冒頭に要点がまとめられていて、整理できるようになっている問題集も多いです。

体系物理はそういったまとめが無く、すぐに問題からスタートしていきます。

体系物理の中身

あくまで「問題集」であることを頭に入れて、アウトプット用の教材として活用していきましょう。

インプットは他の参考書や教科書などで徹底的に取り組んでおかないと、復習ができないので注意してください。

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記述式の問題が多い

体系物理は記述式の問題が多いので、自分が深く理解できているかを確認できます。

志望校でマーク式の問題が多く出題される人も、ぜひ取り組んでみてください。

マーク式の問題よりも自分で考える力や、深い理解が求められるので、よりレベルの高い演習ができます。

また志望校が変わった、問題形式がチェンジしたなど、記述式の問題を解かなければいけなくなることも、今後は十分に考えられます。

そういった意味でも体系物理で記述力を鍛えておくことは、どんな受験生にもとても効果的です。

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体系物理のレベル/難易度

体系物理は教科書の例題を一通り解けるようになってから、応用問題を解けるようにするための問題集。

MARCH以上の大学(早慶や国公立大学など)を志望している人、記述問題で得点を取りたい受験生向けです。

偏差値でいえば58ほどの人が、対象になっています。

共通テストで7~8割くらいを取れるようになった受験生が、さらに上のステップに進むときにおすすめです。

難易度は高いですがあくまで「入試の本格的な問題を解くための土台を固める」という位置づけで、受験レベルで言えばもっと上のレベルの参考書はたくさんあります。

 

他の参考書との比較

難易度は良問の風と同じ程度で、名問の森の方がやや難易度が高いです。

新物理入門はさらに難しく、大学受験レベルを超えた難しい問題がたくさん収録されています。

体系物理よりもやや易しい問題集で言うと、物理のエッセンスがあります。

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体系物理の効果的な使い方&勉強法

 

最初から完璧を求めすぎない

はじめのうちはあまり解けなくても、心配する必要はありません。

むしろはじめから体系物理を、スラスラと完璧に解ける人はほとんどいないでしょう。

体系物理は物理の問題集の中でもレベルが高いので、「難しい、解けない」と苦しみながらも、理解していくことに意味があります。

入試でも「難問」と言われる問題も体系物理には含まれていて、特に最後の方の問題はかなり難しいです。

定石だけでは解けないタイプの問題に慣れ、問題を解いていく中で物理の根本的な理解を深めていく、視野を広げるというイメージで取り組んでみてください。

最初から完璧を求めすぎてしまうと、挫折の原因にもなってしまいます。

 

東大・京大・東工大志望者の使い方

標準問題・発展問題を必ず一通り解きましょう。

その際に、「どれだけ自分の力で解き進められるか」というのが重要です。

体系物理には公式を自分で導く問題が多いので、物理の根本的な理解を深められます。

根本的な理解をできていれば、どんな状況設定がされていても解き進められるので、東大・京大・東工大などの、公式を当てはめるだけでは解けない問題にも対応できるようになります。

目安としては1つの問題につき、20分までは自力で考えて、それでもわからなければ自分で他の参考書やインターネットを通して調べてみてください。

それでもわからなければ、解答・解説へと進みましょう。

自力で情報を集める努力をして、そして理解することで、自分の力として磨かれていきます。

それでも手も足も出なければ解説を見るようにしましょう。

深く理解したうえで解き直し、自力でスムーズに問題を解けるようにしてください。

 

検算がとても大切

難関大学を目指す人は特に、検算をするようにしましょう。

レベルが高い大学では式が複雑になりがちなので、問題が進めば進むほど、混乱してしまいがち。

体系物理でも収録されている難しい問題では、頻繁に単位や次元の確認を往復することがとても大切です。

物理は他の理科系の教科に比べても、計算量が圧倒的に多いので、計算ミスも起こることが多いでしょう。

問題の解き方はわかってるものの、計算ミスをしてしまうというのは本当にもったいないです。

受験は1点2点で合否が決まるシビアな世界なので、ミスはできるだけ防ぎましょう!
筆者

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難関大学以外を志望する受験生

まずは標準問題を自力で解いて、基礎を固めていきましょう。

解き進め方はここまでお伝えした流れと同じく、「まずは自力で解く→分からなければ自分でリサーチ→それでもわからなければ解答・解説へ」と進みます。

あまりにもレベルが離れていると感じたら、教科書や参考書で基礎固めをし直しましょう。

1回目で解けなくても、2周・3周と解きなおして、完璧に理解をして、スラスラ解けるようにすることが大切です。

 

まずは標準問題を完璧に

標準問題だけでも完璧になれば、入試で正解できる問題もかなり増えるので、まずは標準問題に集中してください。

応用問題は志望校で頻出の分野や、より強化したい部分のみを取り組むのも良いでしょう。

浅く広くになるよりは、必要な部分を完璧に固めた方が、ずっと成績につながります。

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ミスをした問題には必ずチェック

体系物理を取り組む際に最も大切なのは、「ミスした問題を自力でスラスラ解けるようにする」こと。

そして入試本番で類題が出てきたときに、きちんと得点できるようにすること。

そのためには体系物理の中でミスした問題には必ずチェックをつけて、何周も復習しなければいけません。

解答や解説、他の参考書など色々な角度から勉強して、「理解したうえで、自分なりの完成した回答を書けるようにする」ところまでやり切ってください。

既に解ける問題を何周してもあまり意味がないですし、ミスした問題を徹底的に復習することで、成績が伸びていきます。

 

体系物理が終わったら次は

物理重要問題集

体系物理が終わったら、「物理重要問題集」などへ進むのがおすすめ。

さらに難しい問題を徹底的に演習できるので、力が磨かれていきます。

「名門の森」は重要問題集よりも1つレベルが高いので、追加で勉強すると良いでしょう。

体系物理から1冊ずつ完璧に固めていくことで、着実にステップアップすることが大切です。

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赤本にもチャレンジしよう

問題集を進めながら、赤本にも定期的に触れるようにしましょう。

志望校の過去問は難しすぎて解けないという場合は、併願校の過去問でもOK。

実践的な問題の中で実力を試していくと、「今の自分なら、この大学には合格できそう」という明確な目安が見えてきます。

自分の実力を高く見積もりすぎて、難しい問題ばかりに手を出してしまうなどといった失敗を避けられるでしょう。

 

体系物理のレビューまとめ

ポイント

・受験の本格的な問題を解くための、登竜門となる1冊

・物理の基礎を固めてから取り組もう

・全ての問題をスラスラ解けるようになることが大切

・すぐに解答、解説を見ずに、自分で調べるようにしよう


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