法政大学の日本史の対策&勉強法!傾向とレベル/難易度も!記述/論述/史料問題も


法政大学の日本史の傾向と難易度/レベル

法政大学の日本史の問題は、古代~近代までで構成されることが多く、幅広い知識が必要です。

原始や現代は出題頻度が少ないものの、出題された実績もありますので、時代で勉強をやめてしまうのではなく、どの時代もまんべんなく勉強をしておきましょう。

大問構成はほとんどの場合で4問ですが、2020年度の「経済学部A方式Ⅰ日程・社会学部A方式Ⅰ日程・現代福祉学部A方式」では、大問は3題でした。

大問ごとにテーマによる出題がなされ、政治史や文化史、仏教史や外交史などが出題されています。

また、「法学部A方式Ⅰ日程・文学部A方式Ⅱ日程・経営学部A方式Ⅱ日程」や「文学部A方式Ⅰ日程・経営学部A方式Ⅰ日程・人間環境学部A方式」では記述問題が出題されています。

与えられたテーマに関する記述となりますので、単なる暗記ではなく、歴史の流れをつかんでおく必要があります。

史料が問題文と設問両方に絡んでいる問題も出題されていますので、学校配布の史料集の重要な穴埋め、ならびに史料の内容は必ず勉強しておきましょう。

その他の問題構成は選択式の穴埋めや4択での選択問題が中心です。

選択問題では、大半が「誤っているもの」を選ぶ問題となっていますので、正確な知識が求められます。

基本的な問題難易度は高くありません。学校で使用している教科書・資料集・史料集をきちんと理解していれば、合格点を取ることができます。

 

法政大学の日本史の対策&勉強法

 

対策&勉強法①教科書・資料集が基本中の基本

 

まずは、教科書をきちんと活用して、歴史の流れをつかみましょう。

大きな時代の変わり目となる出来事を抑え、そこから主権者と新勢力がどのように関係を持つようになったのか。

これを押さえましょう。

また、教科書に書いてある内容でわからない単語は必ず辞書を引きましょう。

例えば、「天皇が崩御した。」という文章の「崩御」とはどのような意味なのか。「遷都」とはどのような意味なのか。など、歴史用語に慣れるためにも、見逃さないことが重要です。

さらに、文化史の範囲になったら、学校指定の資料集も合わせて活用しましょう。

資料集で文化史を勉強する際には、「作品名・作者・作品の特徴」の3点を覚えるようにしてください。

一度にすべて覚える必要はありません。教科書に掲載されているものを優先にして覚えていきましょう。

テーマ史の勉強にあたっては、こちらも資料集がおすすめです。

外交関係についてまとめたページや貨幣の歴史についてまとめたページがありますので、そちらを見て、各テーマ史に合わせた勉強をしましょう。

また、法政大学の入試問題では、ある人物に注目して大問を形成することがあります。その際に役立つのは系図です。

藤原氏や源氏・平氏、北条氏や足利氏、徳川将軍など、主権者は似たような名前で覚えにくいですよね。

そこで、資料集の系図を見ていくと、非常に覚えやすいのでオススメです。

 

対策&勉強法②記述問題は決して難しくない

 

上記の、「法学部A方式Ⅰ日程・文学部A方式Ⅱ日程・経営学部A方式Ⅱ日程」や「文学部A方式Ⅰ日程・経営学部A方式Ⅰ日程・人間環境学部A方式」では、記述問題が出題されています。

文字数は80字以内が多いです。(法学部A方式Ⅰ日程・文学部A方式Ⅱ日程・経営学部A方式Ⅱ日程では60字以内記述でした。)

80字記述と聞くと、非常に難しく感じますが、大したことはありません。

ある出来事の説明や、与えられた語句を使っての説明になりますので、「1つの語句に対して20~25字程度書く。」という意識を持ちましょう。

そうすると、最大でも3つの要素について説明をすれば、きちんと解答できることになります。

もちろん、設問によって説明しなければいけない内容が異なりますので、きちんと問題文を読んでくださいね。

ちなみに、2020年度の入試問題では、

<戸籍に関する史料を踏まえて、律令国家における人の支配方法と課税方法の特徴について>…80字以内

(文学部A方式Ⅰ日程・経営学部A方式Ⅰ日程・人間環境学部A方式)

<庚午年籍について>…60字以内

(法学部A方式Ⅰ日程・文学部A方式Ⅱ日程・経営学部A方式Ⅱ日程)

という出題でした。

 

上記の<庚午年籍について>を例にとると、書かなければいけない内容は、

  • いつ・なぜ作られたのか
  • どのような特徴があるのか

です。

このように、歴史の出来事に関しては年号や目的、指示した人物や作成した人物に加えて、その出来事の特徴を記すようにしましょう。

記述問題を解くためには、もう一つやるべきことがあります。

それは、「普段から記述の練習をしておくこと」です。

説明が長くなってしまう人や逆に説明不足になってしまう人が大半なので、文章を的確にまとめ、キーワードを盛り込む練習が必要です。

 

対策&勉強法③史料問題はなんとなく読み取ればok

 

法政大学の日本史の問題では、史料を用いた設問は増えています。

しかし、ほとんどの史料は教科書や史料集に載っているものですので、まんべんなく教材を活用しながら勉強していれば、困ることはありません。

史料問題を見る際に重要なことは、

「ポイントをつかむ」ことです。

史料の時代、内容、関連する出来事。これらを史料からある程度理解できれば、設問時代は難しくありません。

ただし、2020年度の「文学部A方式Ⅰ日程・経営学部A方式Ⅰ日程・人間環境学部A方式」の大問[Ⅳ]では、選択肢にも史料が使われる問題が多く出題され、例年にはなかった傾向です。

内容としては、問題文中の下線部と関連の深い史料を解答する問題です。

下線部の内容自体は難しくありませんので、人物や出来事の関連知識がある人は解けたことでしょう。

 

上記のように、年々史料を使った問題が出始めています。

時間がない人は、資料集に載っている史料だけでも構いませんので、目を通すようにしてください。

 

対策&勉強法④難問は1割程度

 

正答率が低いと思われる「難問」は、全学部の問題を見ても1割程度しか出題されていません。

したがって、教科書・資料集・史料集の3点セットを何度も反復して勉強してきた方にとっては、合格点を取ることは難しくありません。

 

日本史を得意科目にしたい人、より高いレベルの大学を受験しようと考えている人は、「用語集」を用意すると良いでしょう。

「用語集」では、上記3点セットの比にならないほどの情報が載っています。

中途半端に取り組もうとすると、やる気を失ってしまう可能性が高いのでオススメできません。

 

対策&勉強法⑤「誤っているもの」を考えない

 

法政大学の日本史の問題では、「誤っているもの」を選ぶ問題が良く出てきます。

解き方は「正しいもの」を選ぶ問題と同様に、選択肢を注意深く見てください。

チェックポイントは、

  • 時代と内容が合っているか
  • 人物と出来事が合っているか
  • 出来事の説明が合っているか

です。

記述問題同様、単なる語句の暗記ではなく、歴史の流れを理解する必要があります。

最終的には選択肢を消していきますが、安易な消去法ではなく、きちんと根拠を持ったうえで解答しましょう。

 

法政大学の日本史の対策&勉強法のまとめ

 

法政大学の日本史は、基礎レベルの内容をきちんと理解している人が合格できるレベルに設定されています。

基礎レベルというのは、学校配布の教科書・資料集・史料集の内容を9割以上理解することです。

1問1答のみやっていると、記述問題や正誤問題で苦しむことになります。

必ず、物事の流れ、変化に注目し、1つの出来事や人物をより多くの物事と関連付けて覚えておきましょう。

何度も言っていますが、人物と出来事の関係性、そしてその後どのような結果になったのか。

この連続が歴史を学ぶということです。

これらがきちんとできていれば、法政大学の日本史で苦労することはありません。

 

一問一答集を活用することもよいですが、オススメの勉強法は「誰かに説明する」ことです。

正しい知識が身についているかを確認することが、一番重要です。

友人や家族、だれでも構いませんので、自分が勉強してきた内容について説明してみてください。

特に、歴史上の出来事について説明することをオススメします。

たとえば「日清戦争」について説明する場合、

あらかじめ相手に教科書を渡し、自分の説明がきちんと出来ているか聞いてもらってください。

どこかで言葉に詰まったり、内容を忘れてしまうことが出てくるはずです。

それが「あなたがまだ理解できていないこと」なのです。

この勉強法を進めていけば、記述問題であっても、正誤問題であっても、難なく回答することができるようになります。


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